チャリティーアイテムというのは色々ある。
携帯の壁紙しかり、なんとかブレスレットしかり。
ソレンティアのチャリティーだって、もちろんありだと思う。
ただそれをたくさんのフレンドに配る暇があったら、どっかでまとめて募金して、その分節電に努めてほしい。
それとも、そういう形でないと募金する意欲が湧かないんだろうか。
そんなに他人事なんだろうか。
まだ余震は続いているのに。

私の自宅は計画停電を免れているため、その分余計に節電に努めようという気持ちはある（職場は停電してます）
募金も微々たる物だけど、とりあえず日給分ぐらいはしてみた。
旦那は学生時代を仙台で過ごしていて、先生や友達が大勢あそこにいて、そして連絡がつかない。
でも節電のためにＰＣを触らず、安否確認をじっと我慢している。
そういう個人的事情を押し付けることはできないけれども。
『ソレンティアだけが心の支え！』という方たちも実際いるだろうけれども。

ただ、ソレンティア内で時間かけてチャリティーアイテム配り歩いてる人を見ると。
『こんな時だからこそ』と言って色々配布したりしている人を見ると。
自分たちが馬鹿みたいに思えてしまうのだ。
いや被災地の方に比べれば、我々の努力など物の数にも入らないだろうが。

ソレンティアが悪いわけじゃない。
私だってイングもイシトも動かしたい。
ただあそこがネット上にあるのが問題なのだ。
電気使うでしょ？
大規模停電の危機なのに、ソレンティアでＰＣ使うのは私にはできない。
日中は電化製品何一つつけずに頑張ってる人もいるのに。
まあ携帯でメッセージを確認するのは勘弁してほしい。それは私の境界線だ。
五十歩百歩なんだろうが、最低限にとどめるのと１００％戻すのでは似て非なることだ。
多分。
（完全にログイン断ちしてる方は尊敬します）

『こんな時だからこそ』という人にしたって。
傷ついているのはもちろんわかるが、ログインして日記が書ける時点で幸せなんだ。
『こんな時』と言っていいのはログインすらままならない人だけだと思うのだ。
どうしても日常に戻りたいのなら、黙って戻ればいい。
やたらと非常時をアピールするのはどうかと思う。
だいたい皆に笑顔を届けたいのなら、募金でもした方が余程現実的だ。
ソレンティア内での配布も十分皆の支えにはなるだろうが、ログインしてない人には届かないし。
それは私には自己満足というか、片手落ちに見えてしまう。

元気になるのに宣言が必要だろうか？
ただ静かに、黙って元気になればいい。

祈るのは好きじゃない。
祈るのは最終手段にすらなっていない。
祈ってそれで何か実になるのならいくらでも祈るが、現実それはありえない。
『同情するなら金をくれ』じゃないが、中身の伴わない心は、正直あまり意味があるとは思えない（皆無とは決して言わないが）
もちろん励ましにはなるだろう。
ただしそれだけだ。

極端な話。
たとえば心肺停止した人が目の前にいて、それで『助かるよう祈っています』というのは最悪だ。
蘇生を試みはしないのだろうか。

……結局他人事ということなのかな。



今日コンビニに『ここなら募金箱あるかな』と言って入っていく中学生三人組を見かけた。
一番正しい姿だと思った。

[0回]

close△