Appassionata!

イシト「ていうか、ひどくないかい？　タダ働きなんて」
ナジカ「しゃーねーじゃん。つーかフレンドの誕生日ぐらいタダで動いてやれよ」
イシト「嫌だよ。そんなの僕のポリシーに反する」
ナジカ「お前の辞書にポリシーなんて載ってたんか」
イシト「しかもカツアゲ魔呼ばわりだよ。結局僕の役どころって何？」
ナジカ「……だから、カツアゲ魔だろ？」
イシト「ひどいよそんなの。僕が何したっていうのさ（さめざめ）」
ナジカ（間違いなく日頃の行いが悪いんだよな……）
イシト「ああもう、この怒りはどこに請求すればいいんだろう」
ナジカ「怒りはぶつけるもんで、慰謝料請求するもんじゃねえだろ！」
イシト「まあ、役得もあったけどね。久々にリザと正面衝突できたし」
ナジカ「彼女に対するお前の思考回路だけは永遠に理解不能だぜ俺……」
イシト「そうかな？　ごく普通だと思うよ。お前だって、コーディーが全力でぶつかってきてくれたら嬉しいだろ？」
ナジカ「全力でぶつかってくるのは嬉しいけど、全力で攻撃されるのは嫌だぜ。つーかあいつにんなことされたら普通に死ぬ」
イシト「それは正面から受け止めるからだよ。愛はゲリラ戦だよナジカ」
ナジカ「さっきと言ってることが違えぞ……」
イシト「まあ、今回は廊下だったからねえ。部屋の中ならもっと面白かったのに」
ナジカ「お前の部屋トラップだらけだもんな実は」
イシト「というわけで、また今度戦闘訓練やろうね」
ナジカ「お前のやる気スイッチがどこにあるのか全然わかんねえよ……つーか、俺とやんの？」
イシト「お前が一番適当だと思うんだ。万が一にも僕が負けるわけないしね」
ナジカ「……いつかぶちのめしてやる」

というわけで、また今度戦闘訓練をやろうと思います。

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