ちょうど庭園に着いたのが２時半過ぎで、すぐに放送が入ったので黙祷しました。

皆さん黙祷の一分間に思うことがそれぞれおありだと思います。



私はというと…

不謹慎ながら、哀悼の意とともに祈りを捧げるということができません。

どうか安らかにという気持ちはもちろんあります。

ただ、名前も知らない方々に向けて漠然と思いを馳せているようで、それはかえって地震を過去のことと整理してしまっているようでなんだか嫌なんです。

身近な人もそうでない人も、今までそれなりの数の方が亡くなるのを見てきたけど、それはほとんど皆さん顔を見て言葉を交わしたことがある人ばかりでしたからね。

そういう意味では、顔を見ないと人の生死を実感できなくなっているのかもしれません。



代わりに、昨日の復興試合でもそうでしたが、黙祷すると夏に見た石巻と東松島の風景が浮かびます。

あれを忘れないでいる方が、はるかに意味がある気がするのです。




まあそういう自身の心の持ち方も、言ってみれば全ては精神論の自己完結なわけで。

ほんとに少額ですが、明日寄付してこようと思います。



春はまだ遠いですね。

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